印刷について ー加工についてvol.2ー
- 2013 3/26
- 投稿者 : tenseido plus
最初は「断裁」についてです。
断裁はそのまま、紙を切る行程です。
A4にする指示ならA4に四角く切ることです。
ほぼ全ての印刷物が最終的に通ります。
この断裁ですが、とても奥が深い!!
そして、最終の仕上げですので、責任も重大!!
逆に自分は断裁屋さんに助けられたことがあります(;_:)
塗りたしを忘れてデータを作ってしまったんです。(これはまたいつか・・)
自分も最初は、「ただ紙を指示(トンボ)通りに切ってるだけ」と思っていたのですが、
自分でやってみたり、行程を観察させてもらうと、凄さがわかりました。
例えば、
紙の硬さと刃の状態によっては、切った印刷物の束の上と下でサイズが若干違っていたり、
紙をしっかり揃える技術があったりと、勉強になる技術ばかりです。
断裁は考えれば考える程深いのですが、一断は一瞬です。
切ってしまったら後には引けません。
目の前のものは今まで色んな人と色んな行程の通ってきており、
断裁後には日の目を見るんですから。
自分だったら吐き気MAXです。
普通の方は絶対に見ることはないと思いますが、
断裁した紙の束(ブロック?)は本当に綺麗です。
塗り足しがあったりすると、模様にもなっていて感動します。
これが本当に一枚一枚の紙なのか??と、疑う程に。
ただ紙を切るだけのように見えるかもしれない行程ですが、
一つ一つに技術と知識が詰まっている、印刷物には欠かせない加工です。
つづく>>>
最近のコメント